症例紹介【右股関節横の痛み】
症例紹介【右股関節痛】
右股関節横の痛みで来院された患者様の症例を紹介していきます
【安佐南区相田にお住いのY.Mさま】76歳 男性
いきさつ
去年7月(9カ月前)に坂道を走って下りていて、その日は大丈夫だったが次の日から右の股関節が痛くなった。
朝起きてすぐが一番痛くて、ひどい時は壁に手をついてつたい歩きをしていた。
整形に半年ほど通院。
現在は朝起きて2時間くらい(とくに1時間)が歩いたりしゃがんだりで痛む。
日中は歩くのもしゃがむのも大丈夫。
奥様からの紹介で来院される。
施術の経過
9カ月間、朝起きて2時間ほどは右股関節の痛みに悩まされていた。
施術4回で股関節の痛みが、P10/10(一番つらい時の痛み) ⇒ P2/10まで減少した。やや違和感が残る程度で、痛みは感じなくなった。
初診(R7,4/5):右股関節横の痛いところが殿筋(お尻の筋肉)のため、股関節まわりの殿筋を中心に施術していく。
2回目(4/11):朝起きて2時間くらい痛かったのが、1時間に少なくなる。
歩く時に痛い。痛みの強さは初診時と同じくらい。
3回目(4/18):痛みの強さが一番つらい時をP10/10としたら、現在はP3/10まで軽くなった。
歩く時にまだ痛みがある。左右のふくろはぎが重だるくなる。
4回目(4/25):朝起きての痛みが1時間から30分ほどに減った。痛みの強さはP2/10。
しゃがむのは痛くなくなった。ふくろはぎは夕方に違和感程度。
5回目(5/1):右股関節の痛みは感じなくなった。朝と夕方にやや違和感が残る。痛みの強さはP2/10からP1/10。
今後の施術
日常生活での痛みはほぼ無くなり、やや違和感が残るくらいまで回復した。
また元に戻るのが不安というご本人の思いもあり、再発予防と、全身の筋肉血流を良くする目的でも、今後も1~2週間に1回の施術を継続していく予定である。
施術のポイント
今回の施術のポイントは、痛みの出ている部位の筋肉と、痛みの原因である筋肉が同じ部位だったため、原因がすぐ特定できて早くに改善にいたった。
また、変形性股関節まで至っていなかったことも、症状が9ヶ月続いていたにもかかわらず早くに結果に結びついた要因と考えられる。
この度の原因となった筋肉は・・・
中殿筋
大殿筋
これらの筋肉の原因となる硬い部分を、筋肉マッサージで柔らかくし血流を良くした結果症状が改善。
股関節まわりの筋肉は厚みもあり、中殿筋の下には小殿筋もあるため、時間をかけてゆっくり深部まで施術していくことが大切。
また、中殿筋は前~横~後ろと広範囲にあるために前方、側方、後方と患者様の向きを変えて施術していくことが重要です。