ブログ開設ごあいさつ

- update更新日 : 2024年04月03日
folder五十肩の改善例

はじめまして!

当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。
院長の竹久です。

”院長日記”では来院された患者様の施術改善した例や、日常生活での改善点をお伝えしていきます。
一般の方や専門分野の方に向けて、いろいろご紹介できたらと思っています。

まず第1回目は、過去に来院された五十肩の患者様の改善例を紹介していきたいと思います。

両腕が上がらない五十肩の改善例①

来院時の患者さんの状態とは?

以前来院された五十肩の患者さんで50代後半、介護職の方がいらっしゃいました。
その方は両腕が上がらずバンザイ出来ない状態でした。
介護のお仕事で毎日身体を使い、肉体的にも疲れがたまっている様子でした。
両肩腕の五十肩で、来院時の腕を上げる角度は、右が約150度で左が約90度(水平くらい)でした。

夜も肩の痛みで熟睡することは出来ず、たびたび痛みで目が覚めてしまってお辛い様子でした。

施術の間隔はどのくらい?

両肩腕の施術でしたので一般的な片側だけの五十肩よりも時間はかかりました。
以前60分施術をしていた頃で、両肩の五十肩の患者様だったので週4~6回の施術を行いました。
2週間ほど施術していくと夜の眠れないほどの痛みは取れてぐっすりと眠れるようになっていきました。
腕を上げる角度も徐々に改善していき、2カ月半後には
右)150度⇒172度 左)90度⇒165度 まで良くなり、日常生活の上ではほぼ支障がないくらいまで改善しました。

五十肩になった原因とは?

寝たきりの方の介護を創めて4カ月たったころから肩の痛みが出始めているので、慣れない中で肩腕を使い過ぎて負担がかかってしまっていたことが原因の1つとしてあげられます。
加えて、週5回の勤務。ストレスで十分に身体を休められずに疲労が溜まってしまったことも五十肩発症の根底にあります。

具体的な施術内容は?

五十肩の特徴的な身体の状態として、首~背中~腰にかけての脊柱筋が硬くなっていることがあげられます。
今回の患者様も、首~背中にかけての脊柱筋が硬く左右差もあり、左側の方が右よりも倍以上筋肉が硬く緊張の強い状態でした。
こういった場合は、肩周りだけの局所の施術では改善がなかなか進みません。
肩周りを施術する前に首~背中~腰と全体を施術する必要があります。
また、身体が全体的に硬く血流が悪い場合は、腰から足全体も施術しなければなりません。
全身の筋肉の緊張を取り除いて血流を良くしてから、肩周りの施術に入っていきます

また、腕を上げる時に使う肩周りの筋肉は細かい動きを含めると20か所近くの筋肉を使います。
五十肩の原因となる筋肉は人それぞれ異なっており、手が上がらない原因となっている筋肉を肩の動きとマッサージの触診感から探していきます。
また、筋肉は何層にも重なっているので、表面の筋肉から1層ずつ深層の筋肉までを柔らかくしていきます。

さらに東洋医学を取り入れた施術も行っていきます。
疲労やストレスから身体のバランスが崩れている状態を東洋医学の面から整えて、身体が治りやすい状態に改善していきます。
以上の施術を行うことで、今回の五十肩の患者様も比較的短期間で両腕が上がるようになりました。

痛みのない日常生活へ向けて

五十肩の症例では間隔を開けずに週2~3回ペースで施術をすることで、今回のように改善が早まっていきます。
あやめ治療院では、日常生活の中に五十肩を長引かせるような生活習慣が潜んでいる場合、問診でお聞きして習慣を改めるようお伝えしていきます。
長時間のパソコン仕事での姿勢や運動不足も血流悪化の原因となり、五十肩を治りにくくさせます。
それらをお聞きして一人一人に適した日常生活の改善点や個別のストレッチも提案していきます。

夜も眠れないほどの痛みは我慢せずに、痛みのない快適に過ごせる日常生活を取り戻していきましょう。